夏の夢を星降る夜に託して

先に述べておくとこれは8月時点で書こうと思い、10月には書き始めたが、ようやく観た自担の舞台にたどり着くまでの想いがこもり過ぎて放置していたものに、とりあえず手を加えたやつです。

 

 

SixTONESの髙地優吾さんを好きになって早何年だろう。確か2020年6月のミタゾノのゲスト回では好きになっていたので3年とちょっとが経つ。今回、星降る夜に出掛けようの大阪公演を2公演もぎ取ることができたので松竹座に行ってきた。どれだけこの2回が待ち遠しく念願の現場だったのかをせっかくなのでここに記そうと思う。

 

普段は髙地くん、またはこちくんと呼んでいる(打っている)ので以降はこの呼び方で進めさせてもらう事にする。

 

2022年5月、夏の夜の夢への出演が発表された。私はライブよりも演劇に興味があるタイプのオタクである。発表前に同期森本担と「こちくんは舞台班じゃなさそうだよね〜今のところ」なんて話をしていたばかりなのでどれだけ嬉しかったことか。確実に行きたいと思い、年間行事予定を照らし合わせると最初の3公演ほどしか応募できなかったが、それに賭けて抽選を申し込んだ。ご用意された公演は9/8昼公演。せっかくならと他のルート(確かぴあ辺り)で初日を狙い、無事に初日と9/8昼公演の2公演のチケットをもぎ取る事ができた。それが7/21の事だった(同期の誕生日だったから覚えている)

 

チケットがご用意されてから幕が上がるまでの1ヶ月と少し、色んなことがあった。施設にいた祖父の容態が悪化し危篤状態となった。コロナの影響で全然会うこともできなかったのに、久しぶりに会えたと思えば意識がはっきりしない寝たきりの祖父。規制の厳しい中にもかかわらず直接会うことが出来たけど祖父が亡くなって色んな後悔が襲ってきた。こんな時に舞台なんて行ってる場合じゃないけどどうしようか…なんて諦めてた所だったが、両親は私がこちくんの舞台をずっと楽しみにしていたことを知っていたので、とりあえず行ってきなさいと背中を押してくれた。

 

そんなこんなで初日まであと1週間ほどになったとき、初日の中止を知らされた。誰にでもかかる可能性はあることだし、仕方ないことだからこそ、この感情をどう晴らしたらいいのかずっと分からなかった。誰も悪くないからこそ苦しくて。初日は中止、きっと入れる予定のもう1つの公演も中止なのはほぼ確定している中、東京まで行く理由も分からなくなっていたし、ホテルも前日まで予約していなかった。ほんの僅かな希望を胸に虚無の中、東京の旅が幕を開けた。20歳、初めての1人東京旅行。泣きながら飛行機に乗り、人と高い建物、行き交う自転車全てにビビりながら泣くのを必死にこらえていた。(ここまで23年に書いてた)

 

初日は高校の同期と会ったり、念願だったお店にも行くことが出来た。それでもずっと心の居場所はわからなくて、泣きながら日記を書いていたのを覚えている。いつもなら合間をみて母に連絡するけれど、声を聞いてしまったら泣き崩れてしまいそうなほどホームシックだった。そして2日目は野田地図のQを立見で観た。その休憩中に夏の夜の夢もう1つ手に入れていた公演の中止も発表された。Qを見終わった後、Qの内容に号泣しながらいい舞台だったと噛み締めつつ、明日観ることが出来ないことが悔しくて、もうなんで泣いてるのかわからない状態で5年ほど交流のある友達と初対面を果たしご飯を食べた。

 

もう開き直ってた3日目は、日生劇場ニッポン放送・帝国劇場の建物巡りをして、上野動物園へ行き、Qの当日券チャレンジをしに池袋へ行き(失敗した)、梅干し屋さんに行くという凄く開き直って旅行をしていた。私は観れなくても初日の幕が上がるならね、本当にそれでいいんですよと少しだけ思えるようになった。

そして私の東京旅行最終日に夏の夜の夢は初日を迎えた。本日初日の看板と、旗がついてる日生劇場の写真を撮りに日生劇場へ向かった。

 

こちくんの初現場(未)3泊4日の東京ひとり旅はこれで幕を下ろした。この夏の夜の夢の返金でQの大阪公演に1泊2日の弾丸旅行をして千穐楽を見届けたのはまた別のお話。

 

この3泊4日を経て今回の松竹座にてこちくんの初現場に辿り着いた訳ですが、この3泊4日はとても記憶に残る旅だったなと1年以上経っても思うので、きっこれからもと忘れられない旅になると思います。

 

星降る夜に出掛けよう(松竹座公演)の感想は、記憶に留めておくことに限界があるのはわかっているけれど、文字にしてしまうのはなんだかもったいない気がして。ついったには断片を投げてた気がするので、思い出話のように気が向いた時に書き出そうと思います。

 

まあこちくん初現場の前に4月のドーム当たったんでSixTONESの現場が先に来てたんですけど!!!!!!楽しかったよ京セラ!!!!!!その場に確実にいたのに全部が夢みたいであっという間で。とても楽しかったのを覚えています。初めてうちわも作ったりして。ESの下書きをしながら空港のスタバで時間つぶしたり、と就活を頑張るための気合い入れみたいなドームでした。南座は応募したけど当たらなくて。なんなら南座初日に家族揃ってコロナになってダウンしてました。

 

今回の松竹座は就活やらなんやらのてんこ盛りな前期+夏休みのお疲れ様のご褒美的な感じでした。本当についったでスト担の方と繋がらないようにしてたけど、無いチャンスだろうと思って声を掛けたら少しだけ輪が広がったりして。南座から松竹座までの間に色んな事があったけれど、無事に初日に幕が上がることがどれだけ尊いことか、どれだけ素敵なことなのか、噛み締めながら観た松竹座の2日間でした。

 

自分のペースでこれからもこちくんを、そしてSixTONESを応援していきたいな。熱量のムラはあるけれど、戻って来る基点として、SixTONESが私の生活のそばにいるのは確かなので。それを大切にしながらSixTONESと日々を過ごしたいと思いますよ。

 

 

さーて!!ドーム!!当選してくれ!!明日だよ!!!!!!私が行かずに誰が行く!の謎の強気のメンタルで今回も結果を待ちたいと思います。

 

そんなこんなで10/24から寝かしていた物を掘り起こしてみました。お付き合いありがとうございました。ではまた。